カリブ海のキューバより東側にあるイスパニョーラ島は、
半分がドミニカ共和国で、半分がハイチです。
同じ島を分つ国なのに、ドミニカはスペインの植民地だったので
国民はスペイン語を話し、ハイチはフランスの植民地だったので
フランス語を話します。

16


それぞれの辿った歴史としては、アフリカからの黒人奴隷が独立後
支配していたスペイン人と黒人が手をとりあって、
今の国民のほとんどが混血のムラートであるドミニカに対して、
支配していたフランス人を皆殺しにして、黒人だけの国にしたハイチとは
暮らしや文化に相当な相違があるらしい。

実際、ドミニカはカリブ海特有の穏やかさがあって、国民もおおらか、
ビーチリゾートには海外からの観光客も多く、ある程度気をつけていれば
何度も行きたくなってしまうほど過ごしやすい。 

その逆ハイチは観光で行くには相当気をつけなければ危険、と聞いていました。
「あそこは、完全にアフリカだよ」と行ったことのある旅人は言うし、
貧しさゆえの強盗殺人事件が耐えないらしい。

それで、行くか、行かないか相当悩んでいたときに、
「ハイチに嫁いだフジコさんという日本人がいて、会えると思いますよ」と
ドミニカで知り合った日本人ご夫婦に紹介してもらい、すぐにメールを送り、
現地で会えることになった。

ハイチを見てみたいという思い以上に
なぜそこで日本人女性が暮らすのか気になった。
とんでもない価値観をしているのか、なにか理由があるのか。


さっそく、サントドミンゴのCaribe Toursに行って国際バスを予約。
そうして、ドミニカに10日ほど滞在するなかの4日間はハイチを旅することにしました。

P1730921


往復3300ペソ(約1万円)に、出国税30ドル+200ペソ。
ほとんどの荷物はサントドミンゴ(ドミニカの首都)の宿に置かせてもらい
簡単な荷物だけを持って、リュックサック一つで行くことにした。
彼女が暮らすのは、ポルト・フランスの近くです。

サントドミンゴのバスターミナルへ向かい、出発。


P1730925


国際バスなので、乗ってすぐ機内食的なランチがでてきました。
ドミニカ側からの入国なので、ドミニカ料理です。
とはいえ、キューバともプエルトリコとも似ているから
この豆のご飯は何度も食べているような。

ばくばく食べていたら、通路を挟んで隣のハイチ人男性が
「美味しいかい? どこから来たの?」と気さくに聞いてきてくれて
なんだか、ハイチに対する緊張が溶けていきました。


P1730929


ハイチ側に入ると、道路が未舗装に。


P1730933


国境では、ドミニカからハイチのイミグレに入ったとたん
急に物売りが増え、「カリブのただ一つの黒人国家」と呼ばれるように、
あからさまに黒人ばかりになりました。

国境から、イミグレにいたハイチ人に電話をかりて、
フジコさんに国境に無事着いたことを伝え、予定通りバス停まで迎えにいきますと言ってくれた。

国境から約2時間。
砂埃の舞う道を走り、やがて鋪装された道路に変わり、
いよいよ首都ポルト・フランスに近づいたよう。
フジコさんのいる街で降りたのは、乗客で数名だけ。

ドキドキしながらバスを降りると、フジコさんと5歳の息子さんが
一緒に迎えにきてくれました。
車を運転してくれていたのは、フジコさんと一緒に同居している
日本人女性がいるようで、彼女の旦那さんということでした。
ハイチ人です。

この日は、すでに夕方で、予約したゲストハウスに直行しました。
ゲストハウスは、朝ご飯だけでなく、夜ご飯もついて50ドル。
正直なところ、ハイチは100ドル以上の宿が多いため、
ずいぶん良心的な宿らしいです。

それにしても、夜ご飯の時間は17時〜19時の間。
どんだけ、早いのさ!笑
それだけ、夜はでかけず早めに寝ましょうということですな。汗

ゲストハウスは銃をもった門番がいて、高い壁で外界が見えないようになっています。

フジコさんとは翌日一緒に街をめぐることにして、早々にご飯をいただくことにしました。
初のハイチ料理、なかなか美味しかったです。


P1730934


食後、なんと、猫が! 
この1枚だけ撮れました。美猫です。

夜9時には寝ました。健康的です。

P1730935



つづく