2015年の夏は、およそ一ヶ月半かけて、
カリブ海に浮かぶ島国をめぐりました。

メキシコから、プエルト・リコ、ドミニカ共和国、ハイチ、キューバです 。

目的は、2014年〜2015年の年末年始に約3週間キューバを
旅したのをきっかけに、キューバという国に恋をしたから。
キューバに着いた日、偶然にも、アメリカとの国交正常化宣言のあった日でした。

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歴史的にはけっして安穏とせず、スペインの植民地時代、
つまり奴隷時代からの独立、そしてカストロやゲバラによるバチスタ政権からの革命、
その後アメリカとの対立による経済制裁が続き、60年ほどの間ずっと
食べ物も物資も少ない、貧しい時代がずっと続いてきてようやく今になる。


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そんな彼らの暮らしも、今、ほんとうに少しずつですが、よくなってきています。
200種類以上の自由業が認められ、チャンスもできて、
それを機にこれまで月給皆25ドル程度だった生活を脱し、
暮らしを向上させようとする人たちも増えています。

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「これからキューバは変わってしまうのか」

そう思い、焦るようにして8ヶ月後にまたキューバへ。
もちろん、会いたいキューバの家族(ハバナでずっと泊めてもらっていた家)や
キューバで出会った友達などとの再会もしたくて!

旅は、いろいろな国へ行けばいいってもんじゃない。

私には、行った国の数よりも高価なホテルに泊まるよりもずっと、
同じ国や街に何度も行き、そこで会いたい人たちが増えていき、
「旅に行く」のではなくて、「また帰ってくるね」
という居場所が増えて行くことがなにより幸福を感じる旅なのです。


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キューバは、本当にモノがないけれど、世界でもっとも国民が平等な国とあって、
他者への愛、思いやりや優しさ、時間を惜しまないおおらかさ、楽観的な考え方の
人たちばかりで、なにより「本当の豊かさとは何か」を気付かせてくれる国です。


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小さい頃、フィリピンへ単身赴任してしまった父親が私に、
「日本よりも、豊かなものがここ(フィリピン)にある」と
物乞いやスラム街という、あまりにも貧しい目の前の光景を見せながら言いました。

今から20年前、13歳に初めて訪れたフィリピンで、あまりに衝撃でした。
その時からおそらく、「豊かさ」について問い続けてきたはずなのに、
大人になるにつれ、目先の物欲やいかに仕事や恋愛がうまくいくかしか
見えなくなっていきました。


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「貧しい少年は、自分がもらったお菓子を貧しい少女にあげるんだ」

分けあうということの愛を美しいなと肌で感じたのも、フィリピンだった。 

だけど、同じ年頃の少年少女が身なりも貧しく、飢えているように見えたから
この人類や運命というようなものの不公平、不平等に対する悲しみや無力感が襲った。

「なんで私は日本で生まれたんだろうな」
という疑問はいずれ因果応報、輪廻転生の思想が生まれたインドに辿り着き、
世界放浪の旅へとつながっていくのですが、
とにかく13歳で受けたこの世界のゆがみみたいなモノは、
その後の価値観に大きな影響を与えていると、今だから思います。




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そして今回キューバだけでなく、他のカリブの島国にも行こうと思い、
スペイン植民地であったプエルト・リコとドミニカ共和国へも行くことに。
そして、悩みに悩んで、ドミニカ共和国と同じイスパニョーラ島の半分、
ハイチにも行くことにしました。

カリブ海で唯一の黒人国家。
奴隷だった黒人が独立戦争でフランス人を追い出し(正確には皆殺しにして)
自由を手にし、自分たちの国をつくった。

しかし、その後も政府の汚職や大地震により、ハイチは貧困化への道を辿り
「まるで貧しいアフリカそのもの」だと行った旅人に聞いていました。
治安も悪い。
相当悩んだけれど、ひと言で「カリブの国々が大好き!」なんて
大きな声で言うには、ハイチという国を知らなければ意味がない。

と、ワタシは思っていたので、幸運にもハイチに嫁いだ一般人日本女性を
ドミニカで出会った日本人夫婦から紹介してもらい、彼女を訪ねることができたのは幸運でした。
同時に、行くべきだったとやはり思いました。

ハイチの話は次回書きますね。


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ハバナのモヒートが世界で一番、うまし、うまし!だと思いますっ!笑

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 今回アップした写真は、この夏に行ったキューバの写真で、
私が写っているのは、現地のキューバ人や、途中で数日合流した
友達が撮ってくれました。グラシアス!