初めてチュニジアを訪れたのは、
まだ「アラブの春」がはじまる2010年11月。

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フレンチアラビアンとよばれながら、ギリシャの島かと思うほど
真っ白と青の入り交じる美しい家並みは異国情緒にあふれ
街中ではアザーンが響きひびき、モスクへ出向くムスリムがいて、
人はフランス語とアラビア語を同時に話す。


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旅で、黄色いサハラ砂漠の奥地へ向かった。
限られた水と食事。

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いくらでもあるのは大きな太陽と海のように広がる砂。
広大な宇宙にいる自分の存在をたしかめたくて
手のひらを空に仰いで、ぐっとこぶしを握った。
何も掴めなかったけれど、「たしかな自分」を感じた気がした。
ここにいる自分を。

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その旅の間、チュニジア人の姉妹と友達になった。
2012年7月、ふたたび私はチュニジアに向かった。
たぶん、私は恋に落ちたんだろうと思う、この国に。


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空港に、その姉妹のお姉ちゃんのラウザと彼女の友達が
迎えにきてくれて、いきなり首都チュニスをすっとばし
彼女たちの家がある古都ケロアンに向かった。
車で2時間半くらい。
超スピードオ―バーで、アラビックな音楽をガンガンかけ、
大声で歌い、笑いながら。

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そこから、毎日が冒険。
知らない生活の中に入り込み、彼女たちの家で暮らし
イスラム教徒の生活を知った。
それでも彼女たちはどこまでも「今どきの女の子」で、
いたずらっこな笑みをよくみせてきた。


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そうして、ラウザの紹介でチュニスにいるアスマという
一個歳上の女の子の家族の家で暮らすことになった。
ママとアスマと弟ふたりと私。

かけがえのない日々。
アスマのお母さんは、私を娘のように接してくれた。
家族のあたたかさに、一度チュニジアを離れても
また何度とその家にもどった。
だから家族は、私がどこかにいっても、またふらっと
この家に帰ってくると思ってくれていた。

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だけど、いよいよ日本に帰国しなくてはいけない時、
「ちょっと長くは、しばらく帰れない」
というと、アスマのお母さんが皆の前で泣き始めた。
それを見て、私も大声で泣いた。
「どうして、行ってしまうの」
そう言われても、思考が止まってしまって、ただただ
「また戻すから」
と繰り返すだけだった。

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あれから3年経ってしまう。
今朝、チュニジアのチュニスでテロがあったと知り
呆然となってしまった。

すぐにアスマに連絡をして、
「どうか気をつけて、アスマも家族も危険に巻き込まれないように」と伝えた。
彼女はすぐに返事をくれて、
「たくさんの人が犠牲になって悲しみにくれている。すべてが良くなりますように。あなたがメールしてくれて嬉しい」と。
最後に「we love you」と書いて。

なんだかあの笑いあい、アスマと語らった日々が幻のように思えてしまう。
忘れたくないな。

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今回の事件とは関係なく、一ヶ月ほど前から、友人が声をかけてくれて
福岡でトークイベント(おしゃべり会程度です)をすることになりました。

テーマは「アフリカ」なので、私はやっぱりチュニジアの日々を話したいな〜と思っています。
日時は3月23日(月)18時〜です。
こちらプログラムです。

【プログラム】
●1部 チュニジア料理教室
時間)18:00-20:00
会費)2500円(1ドリンク付き)
講師)小林 希

●2部 トークライブ
時間)20:00-23:00  ※途中入場・退出可
会費)1000円(ドリンク キャッシュオン)
出演者)小林希 松尾佳代子 佐々木美智子

チュニジア料理は、これです。チュニジアでは前菜やおやつにでてくるブリックという揚げ物!
一緒につくりましょう! 
講師もなにもなくて、ただ揚げるだけなんですけどね!笑

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Facebookページにて詳細・参加方法
が載っておりますので、
よろしければご覧ください^^


最後に、この事件でお亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


(写真はチュニジアを旅中の、いろいろな街での瞬間です)
そのうち、リアルライフinチュニジアの模様もアップしたいなあ……