アメリカの文豪アーネスト・ヘミングウェイは
61年という生涯の22年間をキューバで暮らした。
彼のほとんどの作品はキューバで書かれた。
ノーベル文学賞をとった『老人と海』はキューバが
舞台となった小説だし、『海流の中の島々』は
キューバの北側、マイアミの東、バハマの西側に位置する
美しいビミニ諸島が舞台で、キューバもでてくる。


「彼はキューバを愛し、アメリカ合衆国を愛した」
と、言われている。
親米だったバチスタ政権をフィデル・カストロ、
チェ・ゲバラが打倒した革命当時、
アメリカに避難はしていたものの、革命後にすぐ、
彼はキューバに戻る。
すでに「キューバ」のアイコンだった彼は、
キューバ国民から熱例な歓迎をうけ、
皆の前でキューバ国旗にキスをしたという。

その後の生涯もずっとキューバにとどまった。
生まれる土地、育った土地があり、
そして生涯をかけて自分が生きる土地を見つけることの尊さ。
「共産主義者」としてアメリカFBIからずっと目をつけられ、
生活もそれなりに窮屈だったらしいけれど、
やがて自らの命を断つ日まで、キューバを愛していた。


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ヘミングウェイは文豪であり、酒豪だった。
彼の通ったバー、フロリディーダは現在多くの観光客が訪れ
「パパ・ダイキリ」を頼み、生演奏のクーバ音楽を楽しむ。


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(左がパパ・ダイキリ、右がフロリディーダ・ダイキリ)

キューバの街並みは60年前からほぼ変わっていないという。
だからこのフロリディーダも、おそらくほとんだは、
そのままなのかもしれない。

ヘミングウェイのいつも座っていた奥のカウンター。
今でも彼はきっと、そこに座って、パパ・ダイキリを
飲んでいるのだろうと思う。


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(Cuba, La habana )